【掲載日】2017年06月26日(月)
患者安全推進ジャーナルNo.48を発行しました
【発行日】 | 2017年06月発行 |
【事例】 | 持参薬管理の過程で生じた4 つのトラブル |
【特集】 | 服薬エラーに挑む |
No.48
❐ コミュニケーションエラーをいかに減らしていくか
➡ [事例]持参薬管理の過程で生じた4つのトラブル、p4~
持参薬管理は持参薬の受け取り~患者からのヒアリング~鑑別・評価~医師による運用指示~保管~取り揃え~ 配薬・与薬~退院時返却と、多くの医療従事者がかかわる業務であるうえ、患者の高齢化やジェネリック薬の増加などにより、ますます複雑化しています。
今号の「事例」では、持参薬運用マニュアルをもとに担当薬剤師が持参薬管理を行っている病院において生じた4つのトラブルを紹介します。効果的な持参薬管理を行うためにどのように対策を立てるか、事例を通して考えます。
❐ 多職種協働が服薬エラーを防ぐカギ
➡ [特集]]服薬エラーに挑む、p9~
内服薬に関するエラーは、どの病院においてもインシデント報告の多くを占めています。服薬管理は、医師・薬剤師・看護師・患者などの「人」と、服薬管理を取り巻く「手順・システム」が複雑に交差して成り立っていますが、例えばある病棟で生じた服薬エラーへの個別的な対策が、院内の統一ルールに新たに加わることで業務がますます繁雑化し、その結果、さらなるエラーを招くという悪循環も生じています。
服薬管理に関するエラーを防ぐために必要な視点と方法について考察します。