公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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物的環境に関連する事例集

【掲載日】(日)

事例番号 471

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
洗面所・浴室
【関連したもの】
シャワー
【精神・意識障害の有無】
なし
【発生内容の分類】
火傷
【主な原因】
B. 物の性能のリスク
発生内容

機械浴シャワーでの熱傷インシデント。

詳細

ハバード浴開始前に設定温度が40度になっていることを確認し、さらに素手で適温を確認し、ハバード浴を開始した。洗髪中に患者から「熱い」という訴えがあり設定温度を下げたが、湯温が上昇してしまった。すぐに患者のハバード浴を中止し、全身の観察を行なったが、熱傷までには至らなかった。 原因を調査したところ、給水バルブが閉められていたことにより、熱湯のみが注水されていたことが判明した。

考えられる要因

・給水バルブは普段開閉することをしていなかったため、使用前の点検箇所に含まれていなかった。
・シャワー開始前に湯温は確認したが、温まる時間を見越して出しっぱなしにしなかったため、適温だと判断した。

対策

・始業前点検の点検表を作成し、以下を統一して行なうこととした。  
①給湯・給水バルブの開栓確認。   
②5分間お湯を出しっぱなしにする。  
③温度計での湯温を確認。 
④素手で湯温を確認。

資料

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