【掲載日】(日)
事例番号 484
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
トイレ
トイレ
【関連したもの】
手すりその他
手すりその他
【精神・意識障害の有無】
なし
なし
【発生内容の分類】
転倒、その他療養上の世話、その他
転倒、その他療養上の世話、その他
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
トイレ内転倒したが、ナースコールで知らせることが出来なかった。
白内障でOP後の患者を、深夜0時過ぎに付き添って一般トイレへ誘導した。他患者のコール対応のため、トイレへ誘導した患者に、排泄を終えたらナースコールで知らせるよう説明してその場を離れた。トイレよりナースコール無く、患者は一人で戻ってきて、トイレ内で立ち上がろうとした際に安全バーを掴み損ねて転倒し、肩を打ったとの報告があった。
・トイレ内の安全バーは取り付け位置や取り付け向き、材質が異なる。 ・隣のトイレと同様、安全バーが横向きだと思い込んで安全バーを掴もうとしたところ、縦向きバーだったため掴み損ねたとのこと。 ・開院当初設置されていた安全バーはステンレス製で横向きに設置されているが、全てのトイレに設置されていない。 ・後付けで設置された安全バーは縦向きに設置されており、パーテーションと全く同じ色のため、目の悪い患者には気づきにくいのかもしれない。 ・全館のトイレ内のナースコール位置を調査したところ、ナースコールの設置場所が不適切で、便座の後ろ側に設置されているため患者にはわかりにくく、押しにくいトイレが複数箇所あった。
・後付のパーテーションと同色の安全バーの上下に赤色テープを巻き、気づきやすいようにした ・トイレ内のナースコールの位置が不適切な箇所は、全て適切な位置に移動した
【対策前】
【対策後】