【掲載日】2022年09月02日(金)
[開催報告]2022年度 第1回 施設・環境・設備安全セミナー(7/11)を開催しました
【開催日】 | 2022年07月11日(月) |
【部会名】 | 施設・環境・設備安全部会 |
活動成果
2022年度第1回施設・環境・設備安全セミナーが、7月11日オンライン形式で開催されました。430名以上の方の参加があり、施設セミナーでは最も参加者数の多いセミナーとなりました。
今回の事例は、①「術後せん妄患者が窓から出てベランダを徘徊していた事例」②「脱衣所での転倒による術後の脱臼事例」③「針捨てBOXが倒れ、使用済みの針が落下したことによる針刺し事故」の3事例で、発表後、参加者からの質問がQ&Aに積極的に出され、設計・建築の立場からのコメントもいただき、共通の疑問や不安を抱いておられることがわかりました。
病院設備設計ガイドラインの主旨をよく理解して運用すること、シャワー室や水回りなどの滑りやすい環境で患者安全を考慮した段差の改善、床材の違いや仕切りなどの振動によるリスクにどのように対処するかなどの課題に、いくつかのヒントがありました。
闊達な質問やコメントが交わされる中で、日常業務では見えない視点に気づかされる時間ともなりました。多職種や設計事務所・建設会社・設備メーカー等の意見交換により、リスクの減少をともに考える有意義なセミナーとなりました。
施設・環境・設備安全部会 部会員 柴田 康宏
(社会医療法人同仁会 本部 専務補佐)
後日配信
2023年2月28日(火)まで、会員病院限定で後日配信をしています。
➡2022年度 第1回 施設・環境・設備安全セミナー(後日配信)
プログラム(敬称略)
座長:楠本 茂雅(社会医療法人生長会 クオリティ・マネジメント本部 部長/部会員)
■開会挨拶
筧 淳夫(工学院大学 建築学部長・教授/部会⾧)
■事例発表
質疑応答進行:深澤 美由記(医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院 情報管理部 医療安全管理課 課長/部会員)
①「術後せん妄患者が窓から出てベランダを徘徊していた事例」—鈴鹿中央総合病院
②「脱衣所での転倒による術後の脱臼事例」—西東京中央総合病院
③「針捨てBOXが倒れ、使用済みの針が落下したことによる針刺し事故」—出島病院
■総括・閉会挨拶
筧 淳夫