公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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活動成果

【掲載日】2021年05月06日(木)

2020年度 転倒・転落予防の標語 受賞作品発表

【発信日】 2021年05月06日(木)
【部会名】 検査・処置・手術安全部会

活動成果

2020年度 転倒・転落予防の標語の選考結果に寄せて

 

 本年度も転倒・転落予防の標語に81病院から患者対象向け標語140句、医療者対象向け標語231句、合計371句の応募をいだたきました。今年度はコロナ禍を背景とする標語もありましたが、どの作品も日頃の実践から得た現場の心の叫びとして患者向け、医療者向けに具体的な行動指針へつながるものばかりでした。

 

 私は、選考に関わり標語に込められる具体的なアクションから転倒・転落予防に活かしていくことが重要だと感じました。転倒・転落予防は、患者ご自身の取り組む姿勢と日々体調の変化にとても大きな影響があります。2020年度の優秀作品の金賞 【「悪いかなあ」 遠慮は不要 すぐ呼んで!】、銀賞【慣れた頃 自信もつくが 尻もつく】の作品は、患者様・ご家族様の転倒・転落予防への意識が高まりますので、患者向けに啓蒙ポスターとして活用できると思います。そして銅賞【何か変?気づく心と 言う勇気】の作品は繁忙な業務の中であっても、正しい状況把握と対応の大切さを医療者に意識して貰えるように、スタッフステーションなどに表示して、活用すると良いと思いました。

 

 転倒・転落予防は患者にとって、安全な療養環境を整えることと予防対策を維持するための仕組みづくりや啓発が重要なポイントとなります。転倒・転落予防の標語を活用することで、こうした重要なポイントの支援へつながるのではないでしょうか。

 

 私たちは、withコロナにあっても転倒・転落予防は継続して取り組んでいます。これから「2025年問題」の高齢者社会へ突入しますが、認定病院患者安全推進協議会で、収集した転倒・転落予防の標語を活用する取り組みを展開していくことは、チーム力、結束力にも繋がるのではないかと考えます。

 

 今後も引き続き皆様方からの多くの応募をお待ちしております。

 

粕谷 敦

認定病院患者安全推進協議会 検査・処置・手術安部会員

豊田地域医療センター医療安全推進室 科長補佐

資料

・2020年度転倒・転落予防標語 受賞作品

・2020年度応募作品 転倒・転落予防の標語集

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