公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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活動成果

【掲載日】2013年10月25日(金)

冊子「救急カートの薬剤管理~会員病院アンケート報告書~」を制作しました

【発信日】 2013年10月25日(金)
【部会名】 薬剤安全部会

活動成果

救急カート 見直しのポイント 病棟で患者が急変し、スタッフは患者のもとに急行――。このとき、救急カートをひいて対応にあたることは少なくありません。

 一方で、救急カートを用いた薬剤や医療材料の一連の提供プロセス(物品管理から患者への投与に至るプロセス)は、関与するスタッフや指示系統など、通常の物品請求や薬剤の処方プロセスとは大きく異なっています。

 

 このように緊急時の緊迫した空気の中で、通常とは異なるプロセスを経て、なおかつ安全な医療を提供す るためには、やはり平常時での備えがかかせないのではないでしょうか。たとえば、救急カートの内容や運 用について定期的に見直し、院内のスタッフが救急カートに配置されている薬剤や物品を把握し、その管理 や運用のルールについて共通の認識をもっていることは、患者安全上、大変重要なことです。

 安全対策はそれぞれの施設がそれぞれの目的や状況に応じて、持続的に改善への努力を積み重ねることで、最適化されていくものですが、他施設の事例を知り、施設を越えた共通の視点に気づいたり、自施設とは違った発想に出合ったりすることは改善の大いなる支援となるはずです。

 

 薬剤安全部会では、平成21年度にセミナーを開催する過程で、参加者の協力を得て、救急カートの管理に ついてアンケート調査を実施しました。その結果、救急カート内の薬剤について、施設によって配置する薬 剤や管理方法が明らかとなりました。

 さらに詳細に救急カート内の薬剤管理の実態を把握する目的で、平成23年度に会員施設全体を対象にアン ケート調査を行いました。 部会では、これらの調査の結果を集計・分析した上で、議論を重ね、その成果については報告書としてまとめることといたしました。

 そして、より多くの施設の方に参考としていただきたい内容(概要、提案)を本冊子にまとめましたので、ご覧ください。

 

 なお、本冊子は、救急カートのあり方を規定したり内容や手順の標準化を図ったりするものではありません。あくまで、今後に向けての更なる改善や質向上を求めた取り組み・見直しのきっかけとしてご活用いただければ幸いです。

資料

・救急カートの薬剤管理

・~会員病院アンケート報告書~

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