【掲載日】2017年09月25日(月)
患者安全推進ジャーナルNo.49を発行しました
【発行日】 | 2017年09月発行 |
【事例】 | 高齢者に頻発するスキンテアへの対応 |
【特集】 | 患者の情報をスタッフ間で共有する |
No.49
❐ 多様なリスク因子をもつ高齢患者の増加
➡ [事例]高齢者に頻発するスキンテアへの対応、p4~
スキンテア(皮膚裂傷)は、通常の医療・療養環境のなかで生じる摩擦やずれによって、主に高齢者に発生する皮
膚の急性損傷です。痛みが強く、リスク因子をもつ患者は繰り返し発症することから、患者-医療者の信頼関係にマイナスに働く場合もあり、近年、スキンテアに関する医療者の認識は向上し、予防の取り組みが進んでいます。
スキンテアに関する事例を紹介するとともに、さまざまなリスク因子をもつ高齢患者が増えている現状に対して、 医療安全の側面からどのように対応していくべきかを考えます。
❐ 「見落とし」事例をどう改善につなげるか
➡ [特集]患者の情報をスタッフ間で共有する、p11~
医療現場ではしばしば、医療スタッフ間で患者に関する情報がうまく共有されないことがあります。これがトラブルの原因となり、インシデント・アクシデントに至ることも少なくありません。重要な情報が見落とされるメカニズムの背景には何があるのか、「見落とし」事例をどのように捉えて改善につなげるか、などについて考えるとともに、患者に関する情報を院内で共有する仕組みを工夫している各施設から、実践例をご報告いただきます。