【掲載日】2018年03月27日(火)
患者安全推進ジャーナルNo.51を発行しました
【発行日】 | 2018年03月発行 |
【事例】 | 手術途中から加わったスタッフにより途切れたタイムアウト |
【特集】 | 事務職と患者安全——そのかかわりと可能性 |
No.51
個人の、そしてチームのレジリエンス能力
➡ [事例]手術途中から加わったスタッフにより途切れたタイムアウト、p4~
患者情報を把握せず、手術終盤から参加した看護師によって、ラテックスアレルギー陽性患者にラテックス製カテーテルが挿入された事例を紹介します。手術をはじめとする侵襲的処置や検査の直前に、重要な患者情報を確認・共有するタイムアウトの導入は、患者の安全に大きく貢献していますが、重要情報を共有していないスタッフが途中から参加すれば、タイムアウトの効果は損なわれ、患者の安全が脅かされます。医療現場に避けがたく 存在する「盲点」に備えるには、どのような視点が必要かについて考えます。
医療安全管理部門と事務部門の協働がもたらす可能性
➡ [特集]事務職と患者安全——そのかかわりと可能性、p9~
病院における医療安全を高めるうえで、医療職以外のスタッフが担う役割は大きく、その必要性は今後、ますます増えていくものと考えられます。本号では医療職以外のスタッフのなかでも特に「事務部門」に焦点を当て、事務職が医療安全のために果たしうる役割、事務職に望まれるリスク感覚、そしてこれらを事務職が実践するために必要な教育・経験・環境などについて考えます。また各施設からの実践報告を通して、事務職と医療安全管理部門が連携・協働するうえでのポイントについても考えます。