【掲載日】2019年03月25日(月)
患者安全推進ジャーナルNo.55を発行しました
【発行日】 | 2019年03月発行 |
【事例】 | 認知症患者の義歯紛失 |
【特集】 | 医療安全推進者の育成と活躍 |
No.55
認知症患者の義歯管理を考える
➡ [事例]認知症患者の義歯紛失、p4~
認知症患者の状態変化に伴い、転棟の準備を行っていたところ、患者の総義歯(下顎義歯)がなくなっていることがわかり、約1 週間もの間、患者が義歯を飲み込んでいたことに誰も気づかなかったという事例を紹介します。総義歯の誤飲は、認知症患者ならではの事例であるといえますが、急性期病院でも増えている認知症入院患者への対応とともに、病院における義歯管理のあり方、また義歯紛失時の対応について、事例をとおして考えます。
キーワードは「自主的な活動」
➡ [特集]医療安全推進者の育成と活躍、p9~
ほとんどの医療機関では、各部署に安全担当者(医療安全推進者)が配置されていて、医療安全管理部門と各部署の医療安全推進者が連携した安全管理体制がとられています。しかし、医療安全推進者の間でも人によって温度差があり、また権限などが不分明なこともあって、安全管理部門が医療安全推進者に対してどのような教育・研修を行い、また各人にどのようなかかわりをもつ(求める)ことが適切なのかは、試行錯誤している現状があります。
本号では、各部署の医療安全推進者が活躍できる体制づくりを念頭におき、研修・教育のあり方、各人が力を 発揮できる環境・位置づけ・モチベーションの工夫などについて考えます。