【掲載日】2013年09月25日(水)
患者安全推進ジャーナルNo.33を発行しました
【発行日】 | 2013年09月発行 |
【事例】 | 無停電電源のシャットダウン |
【特集】 | インシデントレポート ー「集めたその後」に見える課題 |
No.33
❐ アラームは必ず何かの異常を知らせている!
無停電電源(緑色コンセント)は、停電があったとしても電力供給がシャットダウンしないことから、多くの病院において、生命維持に必要な医療機器を接続する電源として使用されています。
しかし、「無停電電源だから」という油断から、その電源につながる機器のアラームを見逃してしまうようなことはないでしょうか? 医療現場で何度も繰り返し取り上げられているアラームを巡るトラブル「アラームは必ず何かの異常を知らせている」という基本を、改めて確認します。
→事例、p4
❐ インシデントレポートを患者安全や質向上に生かす
医療機関においてインシデントレポートを収集する取り組みは、現在では広く普及していますが、収集された情報を患者安全や医療の質向上にどのように生かすかは、医療機関の規模や状況などによって、多様な現状があります。
インシデントレポートを患者安全や医療の質向上に生かすための考え方・枠組みを示すとともに、レポート収集後の課題や、レポート活用の実際について、各病院からご報告いただきます。
→特集、p10 〜
❐ 精神科病棟と一般病棟、
患者の自殺に対する病院の法的責任の違いは?
患者の自殺に対する病院の法的責任は、これまで多くの場合、精神科病棟の事案について問題とされてきましたが、近年では一般病棟における自殺についても問題とされています。
自殺防止対策に関しては、精神科以外の領域でも精神科病棟と同様の対応をとる必要がありますが、精神科病棟と一般病棟では、病院が患者との契約関係において負う「義務」の内容に、違いもみられます。それぞれの領域での自殺防止義務の考え方などについて、解説していただきました。
→特別寄稿、p61