【掲載日】2014年03月25日(火)
患者安全推進ジャーナルNo.35を発行しました
【発行日】 | 2014年03月発行 |
【事例】 | ガベキサートメシル酸塩血管外漏出による皮膚障害 |
【特集】 | 効果的な医療安全研修会を運営する |
No.35
❐ 薬剤の血管外漏出による皮膚障害をどう防ぐ?
[事例]ガベキサートメシル酸塩血管外漏出による皮膚障害、p4~
蛋白分解酵素阻害薬であるガベキサートメシル酸塩は、血管内壁の障害による静脈炎や潰瘍・壊死を起こすことが知られており、添付文書にも重大な副作用として、注射部位の皮膚潰瘍・壊死が記載されています。
薬剤の血管外漏出というと、一般的には抗がん剤が連想されることが多いですが、抗がん剤以外の薬物でも血管外漏出に伴うリスクがあることを、十分に認識しておく必要があります。危険な薬物に対する認識とその対応について、事例を通して考えます。
❐ 医療安全研修会、その企画と運営のコツ
[特集]効果的な医療安全研修会を運営する、p11~
院内の医療安全を進めていくうえで、研修会による教育活動は欠かすことができません。効果的な研修会を行うには、ニーズの把握、プログラムの企画、情報の周知、参加者の確保、研修内容の振り返りなど、それぞれの局面においてポイントを押さえて進める必要があります。
効果的な研修会を開催するうえで考慮すべき枠組みやポイントをご紹介いただくとともに、効果的な研修会の運営に成功している病院から、研修会運営の工夫やコツについて、ご報告いただきました。