【掲載日】2015年03月25日(水)
患者安全推進ジャーナルNo.39を発行しました
【発行日】 | 2015年03月発行 |
【事例】 | 手術時に破損したゴム手袋の体内遺残 |
【特集】 | 効果的な院内ラウンドを考える |
No.39
[事例]手術時に破損したゴム手袋の体内遺残、p4~
初回手術時に破損したゴム手袋が、次の手術時に体内から発見されたという事例です。手術器具等の遺残防止の目的で、術後にX 線写真を撮像し確認を行いましたが、手袋のゴムはX 線写真に写らない素材でした。
遺残物を完璧に防げない現実があるなかでも、遺残防止に向けて、最大限の努力を払う必要があることはいうまでもありません。しかし、例えば「確認」という対策をあまりに過度かつ厳格に行った場合、かえってその対策の有益性を低下させてしまう可能性もあります。このような困難な課題に対してどのように対処すべきなのか、事例を通して考えます。
❐ 問題点を指摘するだけでなく、 できているところも評価する
[特集]効果的な院内ラウンドを考える、p9~
医療安全のための院内ラウンドは、多くの医療施設で実施されています。院内ラウンドに関しては、「どのようなラウンドを行うか」「どのように評価するか」「メリット・デメリットをどう考えるか」「医療安全管理室はどのようにかかわるか」など、さまざまな課題があり、そうした課題に対して現場ではさまざまな工夫を行いながら、ラウンドの計画・実践・評価が行われています。 院内ラウンドの考え方と方法論を振り返るとともに、その実践を各施設からご報告いただき、どのようなラウンドが医療安全の効果的な推進につながるのかを考えます。