【掲載日】2016年03月25日(金)
患者安全推進ジャーナルNo.43を発行しました
【発行日】 | 2016年03月発行 |
【事例】 | 中心静脈カテーテル処置時の空気流入 |
【特集】 | 患者安全から見た施設環境 |
No.43
❐ 中心静脈カテーテル処置時の原則に立ち返る
➡ [事例]中心静脈カテーテル処置時の空気流入、p4~
患者を坐位にしたまま中心静脈カテーテルの処置を行ったことで、血管内に空気が流入し、患者に障害を起こした事例を紹介します。
このような事故が発生する背景要因の1つとして、感染防止の観点から「閉鎖式輸液システム(閉鎖式回路)」が普及してきたことがあります。日常のケア場面で「カテーテル処置は臥位が原則」が徹底されなくても、あまり問題視されなくなっているのです。中心静脈カテーテル処置時の原則について、改めて考えます。
❐ 院内の施設環境の整備に、 医療安全管理者はどうかかわるか
➡ [特集]患者安全から見た施設環境、p9〜
安全な医療行為を行ううえで、院内の施設環境を整備することは、重要な要素の1つです。
認定病院患者安全推進協議会では、2015年度新たに、患者安全にかかわる医療施設の物的環境について検討する「施設・環境・設備安全部会」を立ち上げました。
本特集では新部会の発足にあわせ、今必要とされている「安全な施設環境を整備するうえでの考え方」を整理するとともに、患者安全に寄与する施設環境整備に取り組んでいる実践例を紹介します。