公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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ジャーナル

【掲載日】2014年03月25日(火)

[別冊]感染管理に関するツール集 2014年度版を発行しました
販売は終了いたしました

【発行日】 2014年03月発行

[別冊]感染管理に関するツール集 2014年度版

cover_separate_kansen2014発刊にあたって

 

 

 公益財団法人日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会 感染管理部会は平成17(2005)年度に発足し、多くの会員病院の皆さまと部会コアメンバーにより、医療安全の基盤整備の一環として、医療関連感染管理の質向上を図ってきました。

 

 感染管理部会の活動として、①感染管理に関するツール集の作成と普及、②種々のテーマのセミナー開催、③感染管理実践者・担当者(ICP)とアドバイザリースタッフとしてコアメンバー参加による相互チェック(ピアレビュー)を行ってきました。

 このたび、「感染管理に関するツール集」の改訂を行いました。ぜひご活用いただければ幸いです。

 

作成の経緯、および内容の変更について

 

 「感染管理に関するツール集」の作成にあたっては、感染管理分野で各会員病院が困っていることについてアンケート調査を実施し、会員病院の皆さまと課題を検討後、「2005年度版」「2006年度版」を上梓し、その普及のなかで内容の見直しが行われ、「2009年度版」に至りました。また、療養病床・精神病床では一般急性期病床とは異なる対応が必要であることから、「療養病床・精神病床編 2008年度版」も上梓されました。

 「2009年度版」は会員の皆さまに好評で、感染管理の実践場面におけるツールとして、幅広い分野で利用されてきました。しかし上梓から5 年を経て、既存内容の最新化の必要性や、新たな追加項目として、国や行政から示されている地域での感染管理支援体制や連携等の取り組み、また日本医療機能評価機構やJCI などの第三者評価の視点や要点などを盛り込むことが望ましいと判断しました。そこで、コアメンバーの皆さんに分担して改定作業に取り組んでいただき、最新版の発刊となりました。

 「2014年度版」は現時点での最新の内容となっており、管理者の理解と支援の下で、ICPはじめ感染管理に従事する方々が自施設の機能と規模に応じて、利用していただければ幸いです。

 内容は、①標準予防策、②感染経路別予防策、③サーベイランス(新たにプロセスサーベイランスが追加)、④医療関連感染アウトブレイクの予兆の把握と対応、⑤洗浄・消毒・滅菌、⑥ファシリティ・マネジメント、⑦感染予防教育(SFTD-KYK の更新)、⑧職業感染防止対策、⑨コンサルテーション、⑩地域連携(感染対策地域ネットワークの追加)、⑪第三者機能評価における感染管理の考え方〔日本医療機能評価機構による「機能種別版評価項目 3rdG:Ver.1.0」、および米国の医療機関を対象とする第三者評価機関であるJoint Commission の国際部門 JCI の9つの認証プログラムのうち、病院を対象とした「Hospital」の評価基準(第4版)の概要〕、⑫感染管理相互チェック(ピアレビュー)、⑬医療関連感染対策の動向、から構成されています。

 また、巻末には参考資料に加えて、ピアレビューチェック表を掲載しています。ピアレビューチェック表は、ストラクチャー・プロセス・アウトカムの視点でレビューできるよう、現場でのICP の利便性も高めた内容としました。

 

フィードバックのお願い

 当ツール集は、皆さまの実践を通して得られた結果をフィードバックしていただき、さらなる改善とバージョンアップを重ねていきたいと考えています。会員病院の実情や感染管理の組織・管理体制等にあわせて実践し、その前後に必須事項と推奨事項の検討を行っていただき、感染管理部会にフィードバックしていただければ幸いです。

 手洗い・手指衛生が感染管理や医療安全の基本であることは、全世界の共通認識です。このツール集を利用していただくことにより、感染管理の現場で困っていることが解消でき、少しでも現場の感染管理の安全確保と質の向上につながることを期待しています。

2014年3月

感染管理部会を代表して

北村 龍彦


※お断り 所属・肩書き等は発行当時のものです

内容紹介

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 新型コロナウイルスの感染拡大による現状を踏まえ、患者安全推進ジャーナル別冊「感染管理に関するツール集 2014年度版」をPDF公開いたしました。
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