【掲載日】2017年08月25日(金)
事例番号 6
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
病室
病室
【関連したもの】
その他
その他
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
自殺
自殺
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
隔離室のトイレの上に立ち、天井の換気口のサンに衣類を通し、縊首していた。
入院当初は希死念慮を仄めかす言動もあり、大部屋のトイレでも同様の行為をしているが、その時は未遂に終わった。
事故発生当時は言動もなく、行動化は見られていなかった。行動拡大を進めていた。
また、換気口の形状を変更することを計画してい入た矢先の出来事。
発生時間は、準夜帯。夕食配膳後、20分後内服を渡そうとしたときに発見。配膳時は、変化はなく、食事は7割摂取していた。
発見時自発呼吸なく、すぐに蘇生開始。挿管後、救急病院に搬送。一命は取り留めるが、意識戻らず、半年後に転院先で死亡。
事故発生当時は言動もなく、行動化は見られていなかった。行動拡大を進めていた。
また、換気口の形状を変更することを計画してい入た矢先の出来事。
発生時間は、準夜帯。夕食配膳後、20分後内服を渡そうとしたときに発見。配膳時は、変化はなく、食事は7割摂取していた。
発見時自発呼吸なく、すぐに蘇生開始。挿管後、救急病院に搬送。一命は取り留めるが、意識戻らず、半年後に転院先で死亡。
一度未遂を起こしていたが、隔離室であり、状態は安定していたため、安心していた。
換気口は、トイレの上に立てば届く位置にあり、リスクがあった。
換気口のサンは衣類の袖が通せる形状だった。
構造的な改築は難しいため、換気口の形状を変えた。 網目状の金属で保護。
物を通すことが出来ないように改善。
他の換気口も変更した。
情報共有と行動観察
室内のトイレの位置と
⾝⻑次第で天井に届くことを⽰した写真
*以前の換気口は並行に棒状の金具が等間
隔で固定してありました。指は入るくらい
の間隔でした。