【掲載日】(日)
事例番号 862
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
病室、トイレ
病室、トイレ
【関連したもの】
トイレ内ナースコールの設置位置
トイレ内ナースコールの設置位置
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
転倒
転倒
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
病室に設備されているトイレ内での転倒
患者の年齢は85歳であり転倒転落危険度Ⅲの男性である。夜間トイレ歩行が頻回のため病棟巡視のタイミングで病室に設備されているトイレに歩行介助し誘導をした。 トイレ内にナースコールがあるため排泄が終了したらコールするように患者自身に依頼し看護師はその場を離れた。 患者からのコールがないため看護師がトイレ内に行くと患者が床に座っていた。
患者は日中転室したためトイレ内のナースコールの位置が変わったことに加え、当該病室のナースコール設置場所は患者が立ち上がらないと押せない状況であった。当該病室はトイレとシャワーが一緒のスペースにありナースコールを中間に配置し使用していた。そのため、排泄後の患者から後ろ手にナースコールが配置されている状況であった。
トイレ背面側のナースコールが最初に設備されたものである。この背面側は取り外さずに前面側に新しくナースコールを追加設置した。