公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

ログイン
新規会員登録
お問い合わせ

活動成果

物的環境に関連する事例集

【掲載日】2017年08月25日(金)

事例番号 99

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
病室
【関連したもの】
【精神・意識障害の有無】
【発生内容の分類】
離院・徘徊
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
発生内容

セキュリティ

詳細
4階病棟の患者が自室のベランダにいるところを発見した。患者のもとへ向かい、誘導し非常口から自室に戻した。
考えられる要因

1. せん妄のためナースコールを押せず離床センサーを使用していたが、離床センサー設置と反対側(窓側)から降りるスペースがあった。
2. 62歳 177cm男性(窓枠設置位置は床下より93cmに窓手前に30cmの天板があり)乗越えられる体格であった。
3. ADL自立。血液検査結果を経過観察目的で入院継続していた。
4. 窓は10cmほどしか開かない設定であったが、全開になった。
5. 室内には足台となりうる面会者用の椅子が1脚常設している。(足台として使用したか不明)

対策

1. 全館の窓開閉可動域を調査を実施し、最大開放10cmに修正した。
2. 家族が協力し付き添った。
3. 離床センサーの設置場所をアセスメントした。
4. 入院継続が必要か否か、医師を交えてアセスメントした。

資料

PDFダウンロード

※掲載している事例データ全ての2次利用ならびに引用・転載を禁止します。

協議会案内
セミナー
動画
ジャーナル
活動成果
事務手続き