【掲載日】2017年08月24日(木)
事例番号 115
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
トイレ
トイレ
【関連したもの】
機器
機器
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
閉じ込め
閉じ込め
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
トイレ内、長時間放置。
患者86才女性、車椅子移動、ADL低下あり、ナースコール押せない。認知症あり。朝食ホールにて摂取。その後、部屋に戻る途中、トイレによる(介助にて)スタッフはナースコール対応にてその場を離れ、他のスタッフへ伝えた。しかし、そのままトイレ内へ2時間以上放置となった。その間、何度か部屋に訪室した別のスタッフは、リハビリ・検査にて不在と思った。
所在確認が不十分で、情報共有が徹底できていなかったが、トイレ内にセンサーがあり、一定時間すぎると室内の電気が消えてしまう状態であったため、使用されていないと思ってしまった。
①トイレ“使用中”“空室”のマグネット板を使用。 ②部屋に“行き先板”を置き、検査・リハビリ・売店等の所在を明確にする。トイレ介助中は、その場を離れない事はもちろんですが、患者の所在を引き継ぐ事を徹底した。