【掲載日】2017年08月25日(金)
事例番号 151
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
階段
階段
【関連したもの】
その他(履物)
その他(履物)
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
転落
転落
【主な原因】
A . 患者による使い方・置き方のリスク
A . 患者による使い方・置き方のリスク
階段を踏みはずしての転落
・夕食の為、2階病室より1階食堂へ降りる際、中央階段において残り2段を踏みはずして転落。本人は残りがないと勘違いをして足をついた所、転落したとのこと。起立困難と、右下肢痛で他科受診。右大腿骨骨折の診断で転院となる。患者は80歳代の高齢者であった。
・食堂へは階段が直結しており普段から利用している。(エレベータは設置されているが、遠回りをする為、導線が長い)
・クロックスタイプの履物であり、抜けやすかった。
・パンフレットとポスターを作成し、起きやすい転倒、転落事例を明示し、予防を呼びかけ、協力を依頼。(患者、家族向け) ・転倒転落アセスメントシートでの評価を、患者、家族にフィードバックし、危険予知の実施。 ・履物のチェック
パンフレット〜安全な⼊院⽣活を送る為に〜を使⽤して、⼊院時に
患者や家族へ説明することとしました。
また、ポスターを作成し、目につく場所に貼って注意を促すことと
しました。
その他として、入院のしおりに、履物について滑りやすいものや脱
げやすいものは避けるよう、注意を呼び掛ける文章を追加しました。