公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

ログイン
新規会員登録
お問い合わせ

活動成果

物的環境に関連する事例集

【掲載日】2017年08月25日(金)

事例番号 174

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
病室
【関連したもの】
その他
【精神・意識障害の有無】
【発生内容の分類】
医療機器等
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
発生内容

酸素の無投与

詳細
酸素カニューレで投与中、ストレッチャーで検査に行き、帰室した。
複数の看護師でベッドに移動し、酸素ボンベから中央配管へつなぎかえた。
他の人が流量を設定してくれたと思い、延長チューブにカニューレを接続した。
次の勤務者が酸素の流量を確認すると、0となっていて無投与となっていた。
考えられる要因

1・2号館では、2人部屋では中央配管は1つ、5、6人の大部屋は2~3コと1ベッドに1つの配管がない。
そのため、Y字管を使い、延長チューブを用いて酸素投与している。
 3号館の4人部屋では、1ベッドに1つの中央配管だが、床頭台でかくれてしまう。
そのため、流量の確認やつなぎかえがしにくい。
患者サービスの向上のため、冷蔵庫付の床頭台に変更した。

対策

スタンド式配管を購入した4部署
ベッドから中央配管の位置が遠く、確認しにくい場合はスタンド式を活用する。

病室大部屋の中央配管ですが、1ベッド1配管の配置はない、またベッドの場所によって延⻑チューブを⽤いて酸素を投与している。
さらに床頭台が169.5㎝と高く、中央配管の設置は140㎝なので隠れてしまうなどの問題があります。

資料

PDFダウンロード

※掲載している事例データ全ての2次利用ならびに引用・転載を禁止します。

協議会案内
セミナー
動画
ジャーナル
活動成果
事務手続き