【掲載日】2017年08月24日(木)
事例番号 210
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
洗面所・浴室
洗面所・浴室
【関連したもの】
スロープ、手すり、段差、床
スロープ、手すり、段差、床
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
転倒
転倒
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
脳梗塞の患者で麻痺のある患者が浴室から脱衣所の段差で転倒した。
患者は脳梗塞のため右片麻痺があった。(上肢MMT 右/左:3/5下肢5/5)看護師介助で一般浴室でシャワー浴をされた。脱衣所に出るため、看護師が患者の進行方向に立ち、患者の手を引いて移動したが、患者が段差をまたごうとしたとき、脱衣所の方についた足が滑ってしまい、うしろに尻もちをついてしまった。
・浴室と脱衣所の段差 ・脱衣所の床の素材(すべりやすい素材)
段差は約7㎝。浴室の敷居とスロープで約30㎝の幅をまたごうとし、バランスを崩している。また進行方向に立って手をひっぱるようにしていたので足や重心のバランスを崩してしまった。
入口への注意喚起のポスター掲示。
入浴介助のアセスメント及び介助方法の見直し。
「段差注意」の表示。
入院時オリエンテーション時の説明。