【掲載日】2017年08月24日(木)
事例番号 215
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
廊下
廊下
【関連したもの】
段差
段差
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
転倒
転倒
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
転倒
入院患者68才胃癌 入院してから1週間の早朝5時、廊下から大きな物音がし看護師が廊下を見ると、仰向けで倒れている患者を発見する。患者の横には点滴棒も倒れていた。廊下と廊下の境目の少しの段差(銀色の部分)に点滴スタンドがひっかかり、それと同時に患者自分の足も滑ってしまって転んだとのこと。夜23時頃にハルシオン1錠を内服していたが、4時ラウンド時は不明言動や歩行時のふらつきも見られなかった。
・廊下に小さな段差があり、点滴スタンドの滑車がそのわずかな溝にはまってしまった。 ・眠剤の内服や寝起きであることから突発的な状況に対する(転倒の)防御ができなかった。
・患者の状態や薬剤の効果も踏まえて、転倒リスクが高い事を説明し、歩行する際にはナースコールしてもらう様に説明する。 廊下の溝に関しては対策はしていない。