公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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物的環境に関連する事例集

【掲載日】2017年08月25日(金)

事例番号 247

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
トイレ
【関連したもの】
ドア
【精神・意識障害の有無】
【発生内容の分類】
閉じ込め
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
発生内容

トイレ内での急変時にドア解錠(開錠)に時間を要した。

詳細
夜間緊急入口近くのトイレに行った際にヒトの気配がしてうめき声があり、呼びかけに反応なく救急室へ連絡、看護師数人が駆けつけたが、ドアの開け方を誰も知らず、近くにいた事務職員に依頼し、ドアの上にのぼり、中に入って中から鍵をあけてもらった。患者は意識消失しており、すぐに救急室に搬送した。
考えられる要因

・ドアを外から開けるには、専用の工具(鍵)が必要で、その工具のありかを一部の人しか知らなかった。 ・院内には3種類の鍵があること。①コインで開けられるもの ②専用工具で開けられるもの ③外からアプローチできないもの

対策

・患者家族が使用すると考えられるトイレはすべてコインで外からあけられるものに変更した ・職員用の一部のトイレは外からアプローチできないものが残っている。

図1. 今回の事例にあった解錠に専用工具が必要なドア鍵

図2.外側からは解錠できないドア

図3.コインで外側から解錠可能なドア鍵

資料

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