公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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物的環境に関連する事例集

【掲載日】2017年08月25日(金)

事例番号 320

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
トイレ
【関連したもの】
椅子、標識・表記
【精神・意識障害の有無】
【発生内容の分類】
転倒
【主な原因】
D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
発生内容

車イストイレに、後つけした多目的シートがあります。「巾60cm長さ200cm」検査前の処置で浣腸を行った(成人・自立)その際、患者さんがベッドからすべり落ちてしまった。

詳細
浣腸処置前に、起きあがろうとして、尻からすべり落ちた。看護師は器具を準備するため一瞬目を離してしまった。
考えられる要因

①巾がせまく、体位変換は出来ないので、一度坐位になり体位を変える必要がある。 ②皮膚にやさしいためシートの角がすべりやすく、落下しやすい。つかみずらい ③注意喚起シートは壁にもシートにも貼られているが、使用前に見ない ④浣腸処置のため、身体的に緊張やあせりがある。

対策

1.多目的シートのインシデントははじめてであり、(設置後3年ですが)皆に周知する予定です。 2.患者さんへの周知方法も検討する予定

(解説文)車椅子トイレ内の多目的シート

(解説文)多目的シートは軟らかくて丸くて、肌には優しいが滑りやすく、掴みづらい。

資料

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