公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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物的環境に関連する事例集

【掲載日】2025年07月30日(水)

事例番号 921

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
病室
【関連したもの】
手すり椅子
【精神・意識障害の有無】
【発生内容の分類】
転落
【主な原因】
C.不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
発生内容

有料個室シャワー室の備え付け椅子から転倒

詳細

80歳男性、摂食嚥下障害で入院中。T字杖歩行している患者。 個室シャワー室備え付けの折り畳み椅子を活用し、看護師見守りでシャワー浴を行っていた。 当日、看護補助者に見守りを依頼した。患者は折り畳み椅子に座りシャワー浴を実施し、看護補助者は看護師の指示通り約1メートル離れた向かいで見守りを行っていたが、患者は椅子から左側へ滑り落ち尻もちをついた。

考えられる要因

・備え付け椅子:座面30cm×30cmと小さく、高さ39cmと低め。材質はツルツルでお湯や石鹸で滑る。
・手摺:適切な位置にないため、座る・立ち上がる動作で使用できない。

対策

備え付け椅子を撤去し、必要時シャワーチェアを使用することとした。

今回事例のあった個室シャワー室。

椅子の着席や立ち上がり時、手すりの位置が不適切。

椅子の着席や立ち上がり時、手すりの位置が不適切。

椅子を撤去しコーキング材注入

資料

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