公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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物的環境に関連する事例集

【掲載日】(日)

事例番号 441

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
病室
【関連したもの】
機器その他
【精神・意識障害の有無】
なし
【発生内容の分類】
落下物
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
発生内容

就寝中、頭上に設置されている吸引瓶が落下し、患者の左頬部に皮膚損傷が生じた。

詳細

4月11日23時ごろ、患者の頭上に設置されている吸引瓶が落下したとナースコールを受けた。左頬部に表皮剥離が生じた。患部を消毒し、モイスキンパッドで保護。患者は入眠していたため、どのように落下したか記憶にない。

考えられる要因

1)吸引瓶が患者の頭上に設置されていた。
2)吸引瓶は2か所ボタン型のフックで引掛ける形で設置されており、下から(ベッドで臥床している患者の腕が伸びて吸引瓶に触れた場合)軽く持ち上げる程度でも容易に外れる。
3)設置が安全に確実に出来ているかどうか定期点検していない。

対策

1)部屋のレイアウト上、ベッド設置場所の変更は困難と判断し、全病室の吸引瓶の位置を点検し、患者の頭上になる吸引瓶の位置について設置する場所を変更した。

【対策前】2か所ボタン型のフックで設置。

【対策後】吸引瓶の設置位置の変更と固定するフックもスライド型に変更した。

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