【掲載日】(日)
事例番号 479
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
病室
病室
【関連したもの】
機器
機器
【精神・意識障害の有無】
あり
あり
【発生内容の分類】
治療・処置、医療機器等、ドレーン・チューブ
治療・処置、医療機器等、ドレーン・チューブ
【主な原因】
E. スタッフが作業する上での環境上のリスク
E. スタッフが作業する上での環境上のリスク
吸引チューブの酸素流量計(フロート)つまみ接触による流量変動。
2 ヶ月間で同一患者の酸素流量の変動が3 回報告された(患者著変なし)。変動範囲は全て1㍑(期中酸素は2 ㍑指示、3 ㍑と1 ㍑の報告)。
該当患者室のアウトレット配置では吸引ホースが酸素流量計(フロート)つまみに接触し流速設定が変動しやすい。吸引後にホースを吸引器にまきつけて保管するとホースがつまみに接触する可能性がある。 今回のインシデントは、「頻回な吸引(回数が多いほどつまみへの干渉増)」「患者左手側に酸素系アウトレット配置」「酸素流量計がフロート式」の条件が重なり発生したと考えられる。
該当部門では酸素流量計をダイヤル式(吸引ホース接触による流量設定変動リスク低)に全て交換。
手順を再現する現場検証を実施し、写真を撮影。
吸引ホースが酸素流量計つまみに接触すると流速設定が簡単に変動。
吸引後にホースを吸引器にまきつけて保管すると、ホースが外れ、つまみに接触する可能性がある。