公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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物的環境に関連する事例集

【掲載日】2018年11月19日(月)

事例番号 541

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
階段
【関連したもの】
点滴スタンド、手すり、段差
【精神・意識障害の有無】
不明
【発生内容の分類】
転倒
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
発生内容

外来階段での転倒

詳細

患者は大腸内視鏡検査終了し鎮静剤投与後の安静解除となり、外来2階から階段を使って外来1階会計へ向かった。階段の最後の1段で踏み外し転倒し、近くにいた看護師が対応した。整形外科受診し左足関節外顆骨折と診断され入院治療となった。階段は下から2段目と3段目の間が踊り場のよう少し広くなっており、方向転換できるように幅が90度まで広がっている。以前から最後の階段を踏み外して転倒する事例が複数回発生しており、踊り場に上から見えるように「足もと注意」と表示していたが、表示後も踏み外す事例が発生していた。

考えられる要因

・外来2階から階段を下りてくると、2段目と3段目の間が踊り場のよう に広くなっているため、階段が終わったように感じる。

・上から見ると、最後の2段は段差がないように見える。

・階段の下から1段目と2段目には、手すりがない。

対策

・1段目と2段目用に手すりを取り付ける。

全ての写真は対策後の画像。

「足もと注意」の表示と90度曲がったところの手すりは以前からあったものです。

資料

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