【掲載日】2018年11月19日(月)
事例番号 548
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
病室
病室
【関連したもの】
サイドテーブル
サイドテーブル
【精神・意識障害の有無】
不明
不明
【発生内容の分類】
転倒
転倒
【主な原因】
A . 患者による使い方・置き方のリスク B. 物の性能のリスク D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
A . 患者による使い方・置き方のリスク B. 物の性能のリスク D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
サイドテーブルが移動し転倒した事例
患者は前日の夜に緊急入院した患者であった。入院時より「人に迷惑をかけたくない。自分で動いてはいけないのか」などの発言を繰り返していたが、現在の歩行状況や転倒のリスクを説明して移動時の介助を実施していた。患者は立位が安定していたためサイドテーブルはストッパー付きでないものを選択した。夜間の3時に右側腹部痛を訴え鎮静剤を使用。4時の巡視時には覚醒されていた。4時45分ごろ物音がして病室に訪室すると「テーブルでうつ伏せになって寝ていたらゲーブルが動いて滑った」と訴えあり。患者は右前腕を打撲されていた。
ストッパー付きのサイドテーブルを使用していた。
ストッパー付きのサイドテーブルの使用を徹底する 患者の希望や状況に応じて、ストッパー付きでないサイドテーブルを用いる場合は、支えにしたり保持しないよう動くことのリスクを説明する。