【掲載日】2019年08月30日(金)
事例番号 663
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
病室
病室
【関連したもの】
ベッド、照明、床頭台、オーバーテーブル
ベッド、照明、床頭台、オーバーテーブル
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
転倒
転倒
【主な原因】
A. 患者による使い方・置き方のリスク C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
A. 患者による使い方・置き方のリスク C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
病室内での転倒事例
深夜帯において、同室者よりナースコールがあり、訪室すると床に座り込んでいたところを発見した。「トイレに行こうと思ったら、顔からこけた」との発言あり。ナースコールを押さないで自分でトイレに行こうとして、ベッドを降りた時に床頭台にもたれかかった可能性がある。 頭部CTの結果、左頬骨弓を2ヵ所骨折していた。転位はなく保存的治療可能であり、2~3日後には腫脹もほとんど軽減している。
1.新規に床頭台を入れ替えたばかりで転倒時、床頭台の位置がずれていた。 2.床頭台のストッパーが6か所のうち3か所しか止めていなかった。 3.オーバーテーブルを使用していたがストッパーがついていなかった。 4.夜間であり、足元が暗かった。 5.ナースコールを押さなかった。
1.新規導入の備品についての安全確認(院内ラウンドでの実態調査) 2.家具メーカーの安全対策の取り組み(ストッパーの設置) 3.転倒・転落についてのマニュアル追加と注意喚起 4.看護部でのKYT研修の実践