【掲載日】2019年08月30日(金)
事例番号 683
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
エレベーター
エレベーター
【関連したもの】
点滴スタンド、エレベーター
点滴スタンド、エレベーター
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
挟み込み、ドレーン・チューブ
挟み込み、ドレーン・チューブ
【主な原因】
A. 患者による使い方・置き方のリスク
A. 患者による使い方・置き方のリスク
エレベータのドアにチューブが挟まり千切れる
PTCDチューブを挿入している患者。入院は1週間目だが、これまでに何度も入院歴がありPTCDチューブも長期間挿入していた。ADLは自立しており、これまでドレーン管理も問題なかった。元々病室にいる事は少なく、よく散歩に出かけており、今回エレベータから出ようとした所で、PTCDチューブに接続しているシラスコンバックがエレベータの閉まるドアに挟まれてしまった。PTCDチューブが引っ張られたため、両手で押さえるとチューブの途中から千切れてしまい、シラスコンバッグはエレベータの隙間から下に落ちてしまった。チューブ挿入部は問題なく、ナートもそのままであったため他のチューブに繋げ開放した。腹痛なく主治医に報告し様子観察なった。
歩行時にシラスコンバックをズボンのポケットに入れ、点滴スタンドを手で押していた。 ポケットからシラスコンバックが落ち、引きずっていたが本人は気が付いていなかった。 そのまま、エレベータに乗りドアが閉まった時にシラスコンバッグが挟まった。 エレベータのドアセンサーは、ナイロン性であったため反応せず閉まってしまった。
チューブ・ドレーン管理の注意点を患者さん自身にも説明し、訪室時や見かけた時に管理が出来ているか声かけを行っていく。