事例番号 704

【掲載日】2019年08月30日(金)

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
洗面所・浴室

【関連したもの】
カーテン、コード、ドライヤー

【精神・意識障害の有無】
無

【発生内容の分類】
その他

【主な原因】
Ｃ. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスクＤ. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク

発生内容

延長コード断線による発火とカーテンへの引火（カーテン一部の焼け焦げ）

詳細

介護浴室の脱衣所でドライヤーを使用するためにコンセントに延長コードをつないだ。コンセントが１箇所のため、延長コードは床を這うような状況になっていた。延長コードには２台のドライヤーを差込んでおり、１台が使用中であった。患者はカーテンの反対側のいすに座り、介護者（看護助手）がドライヤーで髪を乾燥させていた。看護助手がカーテン越しに火花に気づいた。延長コードの断線とカーテンが焦げているのを発見した。

考えられる要因

・コンセントが床に近い場所１箇所のみである・カーテンの先端がコンセントに近い・延長コードが古いものだった・２台のドライヤーを延長コードに差し込んでいた

対策

・カーテンの長さを調節した（コンセントに触れない長さ）・コンセントの位置変更予定とした：工事依頼・コンセントの位置変更終了まで脱衣所内で、ドライヤーを使用しない・延長コードを使用しない

コンセントの位置とカーテンの状況

資料

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