【掲載日】2020年12月04日(金)
事例番号 746
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
病室
病室
【関連したもの】
機器
機器
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
薬剤
薬剤
【主な原因】
D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
D. スタッフによる物の不適切な使用・利用・選択・設置・確認不足によるリスク
ペン型インスリンの専用注射針の不適切な取り扱いにより 高血糖を呈した。
Ⅰ型糖尿病の患者。インスリンは自己管理していた。 S上結腸癌の術後は看護師がインスリン注射を実施していたが 高血糖が持続しコントロールが不良となった。 術後経過の安定した段階で糖尿病の専門病棟に移動したところ、急激に血糖値が低下し安定してきた。 不思議に思った医師が、ペン型インスリンを回収し確認したところ、ペン型インスリン用の注射針の不適切使用が判明した。
使用していたペン型インスリン用注射針(オートシールド)は、2015年9月に針刺し事故防止対策として導入した安全機能付き穿刺針で、使用は医療者に限定されていたにもかかわらず、当該事例では、自己注射用として使用されていた。
・インスリン用注射針に「医療者専用」と表示した
・取り扱い用のビデオを作成した