【掲載日】2021年10月26日(火)
事例番号 749
物的環境に関連する事例集
【発生場所】
病室、洗面所・浴室、トイレ
病室、洗面所・浴室、トイレ
【関連したもの】
杖、ドア、手すり
杖、ドア、手すり
【精神・意識障害の有無】
無
無
【発生内容の分類】
転倒
転倒
【主な原因】
A. 患者による使い方・置き方のリスク C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
A. 患者による使い方・置き方のリスク C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
病室入口スライドドアの取っ手につかまり、転倒、骨折した事例
入院初日の夜間、病室入口の洗面台を使用した後、ベッドに戻る際に入口ドアの取っ手につかまったところ、スライドドアが動き、転倒、骨折した。患者は80歳代女性。杖歩行であったが、理解力はあったため、トイレ歩行の際などはナースコールで看護師を呼ぶように伝えていたが、単独で歩行していた。
大部屋の入口は常時開放してあったため、ドアが開いた状態で洗面台の近くに取っ手があった。
洗面台付近に手すりがなかった。
入院初日であったため、患者にとって慣れない環境であった。
入院時のオリエンテーションで注意喚起しています。この報告をする際に、改めて見たところ、上記に記載したように手すりがないことに気付きました。
病室入口のスライドドアが開いた状態であり、常時開いている。
ドアを閉め、病室内側から撮影したもの。 入口に向かって左に洗面台があり、右側にトイレがある。4人床であり、病室内のトイレを使用した後、向かい側の洗面台で手を洗うようになっている。距離があるが、病室内に手すりはない。