公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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物的環境に関連する事例集

【掲載日】2022年10月25日(火)

事例番号 803

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
職員用連絡通路
【関連したもの】
ドア、浄水槽
【精神・意識障害の有無】
【発生内容の分類】
転落
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク E. スタッフが作業する上での環境上のリスク
発生内容

清掃時に蓋が開けられていた浄水槽への転落

詳細
油の混ざった排水を洗浄するための浄水槽(深さ80センチ)が定期清掃のため蓋を開けて作業されていた。通常時は蓋の上にマットを敷き、栄養科職員の外部連絡通路としている。 浄水槽は栄養科更衣室のドアを開けたすぐ外に位置している。 毎回清掃作業時は業者により中にいる職員に声掛けし、連絡を受けた職員がドアのカギを閉め他職員がドアを開けないようにしているが、この日はカギを閉めていなかった。清掃作業中であることを知らない職員が通路に出ようとドアを開けたところ浄水槽の蓋が開いておりそのまま転落してしまった。 職員に骨折はなかったが、複数箇所打撲を受けた。
考えられる要因

通常は通路として行き来している場所に浄水槽が設置されている。 他に通路として通れるスペースがなく、ドアを開けたすぐの位置に浄水槽の蓋が設置されている。 窓がなく作業中の表示がなければ職員更衣室側からは作業していることがわからない。

対策

作業開始前のアラート表示・施錠を作業手順に加えて周知遵守。

更衣室側から見たところ

事故発生時、ドアを開けた時の状況

通常はこのように蓋をして上にマットを敷き、外部との連絡通路にしている

資料

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