【掲載日】2023年03月13日(月)
[開催報告]2022年度 第2回 薬剤安全セミナー(2/3)を開催しました
【開催日】 | 2023年02月03日(金) |
【部会名】 | 薬剤安全部会 |
活動成果
「2022年度第2回薬剤安全セミナー」を2023年2月3日の18:00~19:00に開催いたしました。薬剤安全セミナーは2020年度から毎回土曜日の午後にオンライン方式で行ってきましたが、今回は平日の夕方という時間に開催しています。遠方の施設を含め全国各地より359名の方がご参加くださいました。
第1回薬剤安全セミナーに続き「安全で効果的な投薬プロセス」がテーマですが、今回は配薬編ということで、前回と視点を少し変化させた内容で行いました。今回も参加者は薬剤師に限らず多職種からなり、配薬編ということもあり特に看護職の方には多くご参加いただきました。
まず、部会員より6月から7月の期間に会員病院の皆様にご協力いただいた「投薬エラーの防止に関するアンケート」の集計結果について、配薬関係の内容を中心に報告いたしました。投与準備から配薬、そして服薬確認に関する結果が示され、PSP会員病院の現況を把握することができたと思います。
後半は、マツダ病院 薬剤部の内海敦志先生から「病棟でのバーコードを活用した医薬品安全への取り組み」、汐田総合病院 薬剤部の髙木彰子先生から「内服カートを利用した薬剤管理」、虎の門病院 看護部の西原美和子先生から「床頭台を用いた薬剤の保管と配薬方法について」という内容で各施設の取り組みをご紹介いただきました。先進的な取り組みやエラーを回避するための様々な取り組みまで、セミナー参加者が自施設にも取り込めるような充実した内容であったと思います。
質疑応答の時間には参加者から多くの質問が寄せられ、各演者から回答をするとともに担当部会員と座長も加わりディスカッションが活発に行われました。時間に限りがあり全てのご質問にお答えすることができなかったこと、この場を借りてお詫び申し上げます。
今年度は投薬プロセスをテーマに二回のセミナーを開催しましたが、未だ議論の余地は残っていると考えています。次年度も引き続き投薬プロセスについて検討を重ねていきたいと考えていますので、皆様の積極的なご参加をよろしくお願いいたします。
なお、本セミナーの内容は、見逃し配信でも視聴することができます。ご参加いただけなかった施設におかれては、そちらをご利用いただければ幸いです。薬剤安全部会では今後も会員の皆様に有意義なセミナーや情報提供を企画してまいりますので、引き続き皆様のご参加とご支援をお願い申し上げます。
薬剤安全部会 部会長 川井 信孝
(埼玉医科大学国際医療センター 医療安全対策室 室長)
プログラム(敬称略)
■開会挨拶
川井 信孝(部会長/埼玉医科大学国際医療センター 医療安全対策室 室長)
■解説
座長:米倉 一郎(部会員/独立行政法人 地域医療機能推進機構
東京新宿メディカルセンター ICU 科 院長補佐)
「投薬エラーの防止に関するアンケート」集計結果
佐藤 みづほ(部会員
/独立行政法人国立病院機構 甲府病院 看護部 副看護部長)
■会員病院の取り組み事例発表
座長:米倉 一郎
・「病棟でのバーコードを活用した医薬品安全への取り組み」
マツダ株式会社 マツダ病院 薬剤部 薬剤師長 内海 敦志
・「内服カートを利用した薬剤管理」
汐田総合病院 薬剤部 薬局長 髙木 彰子
・「床頭台を用いた薬剤の保管と配薬方法について」
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院
看護部 看護師長(医療安全管理者) 西原 美和子
■質疑応答
座長:米倉 一郎
塚原 みどり(部会員/伊勢崎市民病院 医療安全管理室 室長補佐 看護副部長)
■総括・閉会挨拶
川井 信孝
見逃し配信
2023年3月13日(月)~2023年8月31日(木)まで、会員病院限定で見逃し配信をしています。