2023年度第1回施設・環境・設備安全セミナーが6月29日にオンライン形式で開催されました。

　本セミナーには、全国の医療機関、建築関係より312名参加していただき、医療安全に関わる中で、施設・環境・設備への関心が高いと感じました。

　今回取り上げた事例は以下の3題です。

　１．玄関フロアでのトイレ内急変

　２．階段における病院利用者同士や職員との衝突

　３．洗濯乾燥機の転倒

　取り上げた事例は、どれも「どの施設でも起こりうる」事例です。事例の内容と実際の改善策を、わかりやすく発表していただきました。参加者皆様が自施設に置き換えて検討頂けたと思います。

　事例紹介の後には参加者より多くの質問があり、活発な意見交換ができ、より知見が深まりました。

　このセミナーの特徴は、多職種の医療関係者のみではなく、建築・設備、メーカー関係の方々に参加いただき、多方面から医療安全について検討できる貴重な場であることです。

　医療関係者と建築・設備、メーカー関係とが協働し、医療安全について共に考え、学べる有意義なセミナーとなりました。是非後日配信をご覧ください。

施設・環境・設備安全部会　部会員　石津 真由美
（医療法人橘会　医療安全管理室　室長）

後日配信

2024年1月31日（水）まで、会員病院限定で後日配信をしています。

➡2023年度 第1回 施設・環境・設備安全セミナー（後日配信）

プログラム（敬称略）

座長：三浦　雅博（三浦雅博アトリエ ／一級建築士／部会員）

■開会挨拶

筧　淳夫（工学院大学 建築学部長・教授／部会⾧）

■事例発表

質疑応答進行：深澤　美由記（医療法人社団愛友会　上尾中央総合病院　情報管理部医療安全管理課　課長／部会員）

　①「玄関フロアでのトイレ内急変」　—社会医療法人厚生会　中部国際医療センター

　②「階段における病院利用者同士や職員との衝突」　—浩生会スズキ病院

　③「洗濯乾燥機の転倒」　—岡山済生会総合病院

■総括・閉会挨拶

筧　淳夫