【掲載日】2023年11月10日(金)
[開催報告]2023年度 患者安全推進地域フォーラムin足利(10/21)を開催しました
【開催日】 | 2023年10月21日(土) |
【部会名】 | 認定病院患者安全推進協議会 |
活動成果
テーマ:「患者安全と感染対策 ~COVID-19対応を振り返り~」
2023年度患者安全推進地域フォーラムは、栃木県の足利赤十字に幹事をお引き受けいただき、同病院講堂にて開催いたしました。現地集合での開催は2019年に開催して以来、実に4年ぶりとなりました。(オンライン形式では2021年に開催)
今回のテーマは「患者安全と感染対策 ~COVID-19対応を振り返り~」。基調講演は、大阪大学大学院医学系研究科教授の忽那賢志氏にCOVID-19の現在までの知見と今後対応を進めるうえで持つべき視点などについてオンラインにてお話しいただきました。
引き続いてのパネルディスカッションでは、座長の高橋健一郎氏(足利赤十字病院 副院長/感染管理室長)の進行により、病院・診療所・福祉施設のそれぞれの立場から、また病院建築・設計の視点から、感染症対策に関するこれまでの取り組み状況や課題について発表いただきました。
参加者からは、「他病院や介護の現場の感染対策や悩みを共有できてよかった」「地域との連携、家族との連携を考えるうえで参考になった」といった感想が聞かれ、今後の感染症対策を実践するうえでどのような判断・対応を行っていけばよいのか、ヒントを共有することができた半日となりました。
なお、今回の参加者は、地元・栃木県や近隣の関東圏を中心とした約140名でした。
また、同日午前中には幹事病院のご厚意により病院見学を行い、約50名が参加しました。
※当日の配布資料を協議会会員病院限定で公開しています。下記よりダウンロードのうえご利用ください。
プログラム(敬称略)
■開会
1)開会挨拶
室久 俊光(足利赤十字病院 院長)
2)評価機構挨拶
橋本 廸生(公益財団法人日本医療機能評価機構 常務理事)
3)「認定病院患者安全推進協議会の活動紹介」
矢野 真(認定病院患者安全推進協議会 運営委員会委員長)
■基調講演
座長:室久 俊光(足利赤十字病院 院長)
「COVID-19 これまでとこれから」
忽那 賢志(大阪大学大学院 医学系研究科 感染制御学講座 教授)
■パネルディスカッション
座長:高橋 健一郎(足利赤十字病院 副院長/感染管理室長)
テーマ
「医療福祉施設における新興感染症対策と患者安全 ~振り返りと今後の課題~」
1)「足利赤十字病院におけるCOVID-19対応と今後の課題について」
高橋 健一郎(足利赤十字病院 副院長/感染管理室長)
2)「パンデミック下の病院感染対策」
小林 由美江(足利赤十字病院 感染管理室 看護師長)
3)「コロナ禍にあって出来たこと・出来なかったこと」
長島 徹(医療法人翼望会 長島医院 院長/栃木県医師会 副会長)
4)「介護施設での感染対策と対応」
石田 敏美(ケアルネッサンスうるしばら 施設長)
5)「病院における感染対策 ―建築・設備の立場から―」
塚見 史郎(株式会社日建設計 エンジニアリング部門 設備設計グループ ダイレクター)
6)討論
■閉会挨拶
五十棲 一男(足利赤十字病院 副院長)