【掲載日】2018年01月04日(木)
[開催報告]第2回 検査・処置・手術安全セミナー(12/11)を開催しました
【開催日】 | 2017年12月11日(月) |
【部会名】 | 検査・処置・手術安全部会 |
活動成果
病院のルールと部門のルールから考える医療安全
種々の確認や診療・ケアにおいて、部門で独自のルールが生み出され、それら部門のルールが標準から逸脱している、院内で整合性がとれていないなどにより、医療安全を脅かすリスクを抱えていることがあります。
そこで認定病院患者安全推進協議会 検査・処置・手術安全部会では、病院のルールと部門のルールに関する課題を再考し、医療安全管理者を中心に病院としてどのように取り組んでいくべきか考えるためにシンポジウム形式のセミナーを開催いたしました。当日は、医師、看護師、事務職など合計111名の方が参加しました。
セミナー前半は、はじめに菊地龍明氏(検査・処置・手術安全部会 副部会長)よりテーマ解説や部門のルールが抱える潜在的なリスクについて講演していただき、その後、6つの会員病院に、部門のルールの把握方法や調整方法、文書管理、ルールを可視化するための手法(プロセスフローチャート)などについて自院での取り組みを紹介していただきました。
後半のパネルディスカッションでは、前半の紹介事例を踏まえ、病院のルールと部門のルールとのギャップの埋めるための方策や医師の巻き込み方、部門同士で相互理解を深めることの必要性などについて、会場も交え議論を深めました。
講演(菊地龍明氏)/パネルディスカッション