【掲載日】2018年03月20日(火)
[開催報告]2017年度 患者安全推進全体フォーラム(3/10)を開催しました
【開催日】 | 2018年03月10日(土) |
【部会名】 | 認定病院患者安全推進協議会 |
活動成果
安全な医療を行うための“教育・習慣・行動規範”
認定病院患者安全推進協議会では毎年3月、1年間の活動の総まとめとして「患者安全推進全体フォーラム」を開催しています。午前の部(部会活動にまつわる最近のトピックス)では、現在、各部会で検討している内容の進捗状況や開催したセミナーで得た知見、今後の検討テーマなどについて、各部会の部会長から報告しました。
午後の部では、「安全な医療を行うための“教育・習慣・行動規範”」をテーマに、
パネルディスカッションを行いました。
まず基調講演で、片田敏孝氏(東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター 特任教授)より、岩手県釜石市において小中学生に行ってきた防災教育を例に、自らの命を守る主体的姿勢についてお話しいただきました。そのうえで、医療安全に関して異なる立場の2名のパネリストにご登壇いただき、リスクに向かい合うための姿勢・教育・文化などの点で防災教育から学ぶことなどを、フロアの質疑を交えて全体討議を行いました。
プログラム(敬称略)
Ⅰ. 午前の部(部会報告)
1. 開会挨拶
橋本 廸生(公益財団法人 日本医療機能評価機構 執行理事)
2. 2017年度認定病院患者安全推進協議会の活動紹介
矢野 真(認定病院患者安全推進協議会 運営委員会委員長、日本日本赤十字社 医療事業推進本部 統括副本部長)
3. 部会活動にまつわる最近のトピックス
①薬剤安全部会 「“ハイリスク薬”の再評価と安全な投薬プロセスの見直し・徹底~」
渡邉 幸子(部会長、医療法人社団愛友会上尾中央総合病院 情報管理部 医療安全管理課課長)
②検査・処置・手術安全部会 「安全な検査・処置のために部門の壁を取り払う」
長谷川 隆一(部会長、筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター/水戸協同病院 准教授)
③施設・環境・設備安全部会 「作業環境から考える患者安全 部会セミナー報告」
筧 淳夫(部会長、工学院大学 建築学部 建築デザイン学科 教授)
④教育プログラム部会 「教育プログラム部会の活動で考えたこと」
長谷川 剛(部会長、医療法人社団愛友会上尾中央総合病院 院長補佐・情報管理部長)
⑤患者安全推進ジャーナル企画部会 「『患者安全推進ジャーナル』好評記事の紹介」
橋本 徹(部会長、倉敷中央病院 臨床検査・感染症科 主任部長/HQM推進センター センター長)
Ⅱ. 午後の部(講演とパネルディスカッション)
テーマ:「安全な医療を行うための“教育・習慣・行動規範”」
1. 基調講演
座長: 橋本 廸生(公益財団法人 日本医療機能評価機構 執行理事)
「危険を回避できるための教育 ~防災教育を例に~」
片田 敏孝(東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター 特任教授)
2. パネルディスカッション
座長: 長谷川 剛(部会長、医療法人社団愛友会上尾中央総合病院 院長補佐・情報管理部長)
①「日常診療の現場で行うシミュレーション訓練の効果・課題と日常業務への展開」
中村 京太(横浜市立大学附属市民総合医療センター 准教授 安全管理指導者/
横浜市立大学大学院医学研究科 救急医学教室)
②「異動してわかった、現場の医療安全を確保するために必要なこと」
相良 一枝(JCHO北海道病院 地域連携相談室 室長、元・医療安全管理室看護係長)
③全体協議
3.閉会挨拶
矢野 真(認定病院患者安全推進協議会 運営委員会委員長、日本赤十字社 医療事業推進本部 統括副本部長)