公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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活動成果

【掲載日】2018年04月17日(火)

[開催報告]第5回 転倒・転落予防のための勉強会~シンポジウム形式~(12/7)を開催しました

【開催日】 2017年12月07日(木)
【部会名】 検査・処置・手術安全部会

活動成果

第5回テーマ:「転倒・転落予防のためのアイディア結集」 

 

 

 2015年度より転倒・転落予防のための勉強会を4回開催してきました。各会、テーマごとに事例を通して予防について検討してきましたので、今回は、4回の勉強会で検討したこと、多くの医療機関が取り組んでおられること等も情報提供していただき、今後の予防に役立つ情報やアイディアを共有する目的で第5回転倒・転落予防のための勉強会 ~シンポジウム形式~ を平成29年12月7日(木)13:00~17:00 日本医師会館 大ホールに於いて開催いたしました。

医師・薬剤師・看護師・セラピスト・管理栄養士・事務職など  295名の方に参加いただきました。

 

 

■開催形式 :シンポジウム

■講義 (敬称略)

【基調講演】地域および病院での転倒それぞれの予防戦略

           /大高洋平(藤田保健衛生大学 医学部 リハビリテーション医学I講座 准教授)

 

【教育講演】 転倒・転落予防策のヒント ~アイディア結集に向けて~

           /黒川美知代(武蔵野赤十字病院 医療安全推進室・医療安全管理者/看護師長)

 

 

シンポジウム では、

 ①「転倒・転落」予防における当院での取り組み ~睡眠導入剤の見直し~)

 

 ②当院における転倒転落防止に関する取り組み ~転倒リスク評価を考える~)

 

 ③筋力低下による転倒の予防について)

 

 ④多職種との連携による転倒・転落予防)

 

それぞれの病院の取り組みを発表していただき、参加者とのディスカッションを行いました。シンポジストと会場内の参加者で活発な意見交換ができました。

 

【講演内容からのキーワード】

 基調講演大高洋平先生からは、地域での転倒率や回復期リハビリの特徴についての知識が得られた。

 活動性高くなると転倒のリスクが高くなるのでブレーキとアクセルの調整が必要。

 多職種で情報を共有し取り組んで行くことが大切。

 「転べる人が転ぶ」「出来そうで出来ないレベルの人が転ぶ」FIM効果(リハビリの進捗を示す
 指標)と転倒転落の発生率を併せて見る等。

 

 教育講演の黒川美知代先生からは、転んでも怪我しない環境づくりが大切。

 内的要因・外的要因・行動要因により転倒につながる。

 リスクスクリーニングから多職種での評価、生活行動を安全に行える対策。

 転倒時は患者が何をしたかったのか。

 ベッドサイドでの多職種による評価し病床環境づくり。

 医療と生活を結びつけて考え、行動を抑止するのではなく生活を支援すること。等

 

 シンポジストからは

 細川先生  :睡眠導入剤の使用タイミング、薬剤性せん妄と関連性のある薬ゾルピデム。

 松上先生  :アセスメントと対策にアルゴリズム7段階に応じた対応プラン

 立丸先生  :介助者により見守り方法が異なっている見守りの評価

 佐々木先生 :外来での転倒危険リスクの評価 アセスメント・ピクトグラム・放射線部門CT台は
 曲線になっている。そのまま座ると転倒・転落のリスクがある。

 

転倒・転落予防についてのキーワードは一部です。当日の配布資料を掲載いたします。

 

【標語集について】

 講師と部会員から、キーワードを標語にしていただきました。医療者側の予防と患者側の予防に分けて、部会員内で投票し票数により1位・2位・3位を選定いたしました。応募いただいた標語はすべて掲載してあります。院内で転倒・転落予防に、ご活用いただけたらと思っております。

 

【今後の標語とりまとめについて】

 標語は1年に1回会員病院より募集し標語集にして会員病院に還元する予定です。

 資料として添付しています標語用の短冊は、院内で作成や掲示等にご活用ください。

資料

・配布資料

・標語集

・短冊

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