【掲載日】2018年10月23日(火)
[開催報告]第2回患者安全推進地域フォーラムin奈良(10/13)を開催しました
【開催日】 | 2018年10月13日(土) |
【部会名】 | 認定病院患者安全推進協議会 |
活動成果
地域で取り組む患者安全
地方独立行政法人奈良県立病院機構に幹事病院をお引き受けいただき、奈良県総合医療センター内医療専門職教育研修センター 教育研修棟メインホールにおいて、患者安全推進地域フォーラムin奈良を開催しました。参加者数は、近畿地方の方を中心に約110名でした。
午前は病院見学、午後は「地域で取り組む患者安全」というテーマで、講演と事例討議を行いました。
事例討議は初めての試みで、患者安全に関する仮想事例(*)を寸劇で紹介したあと、「この事例では何が問題か?」「どうすれば改善が図られるか?」をテーマに、ディスカッサーおよびフロアの参加者と意見交換しながら、約2時間をかけて議論を進めました(写真)。
参加者からは、「さまざまな施設・職種の立場の意見が聞けたことで、多職種連携の重要性を再認識できた」「いままでと違った考え方を学べた」「分析の視点が広がった。多職種での分析方法がわかった」「地域で患者安全を守る方法を理解できた」、などのご意見が寄せられました。
*仮想事例:もともと慢性疾患を持ち内服中の患者がいくつか病院を転々とするなかで、内服薬の持参薬管理に関するインシデントが発生した。患者中心の医療実現のために各ステークホルダーがどのような役割を負うべきか? どのような連携が必要だろうか?
プログラム(敬称略)
■開会
1)開会挨拶
宮内 義純(奈良県総合リハビリテーションセンター 院長)
2)認定病院患者安全推進協議会の活動紹介
矢野 真
(認定病院患者安全推進協議会 運営委員会委員長、日本赤十字社 医療事業推進本部 総括副本部長)
■基調講演
座長:橋本 廸生(日本医療機能評価機構 常務理事)
「地域で取り組む患者安全:奈良の紹介」
上田 裕一(地方独立行政法人 奈良県立病院機構 理事長)
■事例討議
「地域で取り組む患者安全 ~誰にとっても適切な医療とは?~」
座長(進行):安田 あゆ子
(藤田医科大学病院 医療の質・安全対策部
医療の質管理室 病院教授)
ディスカッサー:
奈良県立医科大学附属病院 友田 恒一(医療安全室 室長)
奈良県立医科大学附属病院 霧下 由美子(医療安全室 GRM)
奈良県立医科大学附属病院 横田 基次(医療技術センター 係長)
市立東大阪医療センター 餅田 佳美(医療の質・安全管理部室 室長)
おかたに病院 三好 毅志(院長)
大阪市立大学医学部附属病院 藤長 久美子(医療安全管理部 専任安全管理者)
大阪市立大学医学部附属病院 仲谷 薫
(医療安全管理部 専任安全管理者・薬剤師)
大阪市立総合医療センター 清水 貞利(医療安全管理部 部長)
国保日高総合病院 羽場 政法(麻酔科 部長)
奈良県総合医療センター 安宅 一晃(集中治療部 医師)
奈良県総合医療センター 中村 通孝(集中治療部 医師)
奈良県総合医療センター 小南 清司(薬剤師)
1)事例紹介(寸劇)
2)討論1「この事例では何が問題か?」
3)討論2「どうすれば改善が図られるか?」
4)総括
■閉会挨拶
橋本 廸生(日本医療機能評価機構 常務理事)