【掲載日】2019年01月16日(水)
[開催報告]第2回 薬剤安全セミナー(12/7)を開催しました
【開催日】 | 2018年12月07日(金) |
【部会名】 | 薬剤安全部会 |
活動成果
手術および侵襲的検査・処置前に中止が必要な薬剤の安全な取り扱いについて
~休薬から再開までの安全なプロセスについて考える~
認定病院患者安全推進協議会 薬剤安全部会では、2018年度の検討テーマを「手術および侵襲的検査・処置前に中止が必要な薬剤の安全な取り扱いについて」として、休薬から再開までの安全なプロセスについて検討しております。
7月に開催した第1回のセミナーでは、手術および侵襲的検査・処置前に中止が必要な薬剤の安全な取り扱いに関する休薬から再開までの5つのプロセスに沿って、グループワーク形式のセミナーを開催しました。
■休薬から再開までの5つのプロセス
手術および侵襲的検査・処置前に中止が必要な薬剤に関する、
①外来および入院時の情報収集について
②説明と同意について
③休薬指導について
④確認について(入院時と薬剤の再開時)
⑤他診療科、他医療機関との情報共有について
これを踏まえて第2回セミナーでは、本テーマに関する基調講演と、第1回セミナー参加病院の中から参考となる取り組みをご発表いただくシンポジウム形式のセミナーを開催いたしました。当日の参加者は医師、看護師、薬剤師、その他コメディカルなど約140名にのぼりました。
会員病院の取り組み発表では、様々な病床規模の病院から計5名にご登壇いただき、多職種、保険薬局と連携を図りながら、情報の共有、見える化などを行っていること、書類の工夫、システム構築などの現状について紹介いただきました。
全体協議では、フロアから事前にいただいた質問票を元に、主に、再開忘れを防ぐための取り組み、説明と同意の実際、他院から転院時の情報収集の工夫、抗血小板薬・抗凝固薬以外の薬品についての現状などについて意見交換を行いました。
シンポジウムの最後には指定発言者の薬剤安全部会員 三宅健文氏より、シンポジウムを総括していただき終了しました。
また、会の最後に、土屋文人先生(国際医療福祉大学 薬学部 特任教授)より医薬品にまつわる最新の話題についてご講演いただきました。
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