【掲載日】2019年06月17日(月)
[開催報告]第1回 患者安全推進地域フォーラム in 堺(5/18)を開催しました
【開催日】 | 2019年05月18日(土) |
【部会名】 | 認定病院患者安全推進協議会 |
活動成果
医療システムのデザインを問い直す
2019年度第1回患者安全推進地域フォーラムは、大阪府堺市の耳原総合病院に幹事病院をお引き受けいただき、同病院内ホールにて開催いたしました。
耳原総合病院は、2015年の新病院開設を機に院内にホスピタルアートを導入し、その実践の過程で職員の意識改革を進めている病院として知られています。今回のフォーラムのテーマはその実践経験も踏まえて企画されました。
複雑化する医療の現場において安全文化を築いていくために、これまで異文化と考えられてきた「アート」や、異世界の話と思われていた「TQM」を応用していくことができないか……という投げ掛けを元に、山口(中上)悦子氏(大阪市立大学医学部附属病院 医療安全センター・医療安全管理部 病院教授・部長)から基調講演をいただいたのち、異なる立場の3名のシンポジストにご登壇いただきました。講演内容の詳細は下記より当日配布資料ダウンロードのうえご覧ください。
なお、今回のフォーラムの参加者は、近畿地方を中心とした会員病院・堺市や近隣地域の病院のほか、ホスピタルアートに関わっている美術関係者など、約140名でした。
プログラム(敬称略)
■開会
1)開会挨拶
奥村 伸二(耳原総合病院 病院長)
2)「認定病院患者安全推進協議会の活動紹介」
矢野 真(認定病院患者安全推進協議会 運営委員会委員長)
■基調講演
座長:橋本 廸生(日本医療機能評価機構 常務理事)
「より良い質・安全を目指すための医療システムのデザイン」
山口(中上) 悦子(大阪市立大学医学部附属病院 医療安全センター・医療安全管理部 病院教授・部長/大阪市立大学大学院医学系研究科 医療安全管理学 准教授)
■シンポジウム
座長:長谷川 剛 (上尾中央総合病院 情報管理特任副院長)
テーマ 医療安全文化をデザインする
1)「医療安全推進におけるアートの可能性 ~相互作用改善のツールとして~」
村尾 仁 (大阪医科大学三島南病院 ゼネラルリスクマネージャー(GRM)・呼吸器内科)
2)「療養環境におけるアートの役割と可能性」
森口 ゆたか (近畿大学 文芸学部 文化デザイン学科 教授)
3)「医療(組織)経営におけるTQM ~導入と実践~」
坪 茂典 (社会医療法人愛仁会 愛仁会本部 統括部長)
4)討論
ディスカッサント 奥村 伸二(耳原総合病院 病院長)
■閉会挨拶
橋本 廸生(日本医療機能評価機構 常務理事)