【掲載日】2019年08月14日(水)
[開催報告]第1回 施設・環境・設備安全セミナー in札幌(7/18)を開催しました
【開催日】 | 2019年07月18日(木) |
【部会名】 | 認定病院患者安全推進協議会 |
活動成果
『物的環境』から考える患者安全
施設・環境・設備安全部会では、これまで年に2回のセミナーを東京、大阪、福岡で開催してきました。今回は関東以北では初となる札幌市の手稲渓仁会病院にて「2019年度 第1回 施設・環境・設備安全セミナー」を開催しました。セミナー当日の朝は、JR北海道函館本線の送電線トラブルによるダイヤの乱れが発生し、主催側の事前ミーティングやセミナー参加者の交通手段に多少の影響がありましたが、無事定刻通りスタートしました。 セミナーの前半は、道内3施設に発表していただいた4つの事例の中から一つの事例を選択し、7つのグループで原因と対策を討議、発表しました。各グループは病床規模や職種の異なるメンバーで構成されており、同職種では気づきにくいリスクについて様々な角度からの議論がなされ、より物的環境リスクに対する感性が高められたように思います。後半は同グループによる、事前に配布された8つの事例から一つを選択しての討議、発表でした。当初懸念していた事例選択の偏りもなく各グループがそれぞれ違う事例の発表となり、より幅広い議論が繰り広げられたと思います。発表後の質疑応答等では、医療機器のみならず備品等の日常点検の大切さや課題を考えさせられる場面もあり、改めて医療安全における物的環境の重要性を共有できたセミナーとなりました。
施設・環境・設備安全部会員 樋口 広行
(社会医療法人喜悦会 那珂川病院)
プログラム(敬称略)
■開会
開会挨拶・イントロダクション
筧 淳夫(工学院大学 建築学部建築デザイン学科 教授/部会長)
■事例発表
司会:筧 淳夫
発表事例①「『物的環境』から考える患者安全事例報告 vol.1 転倒」
発表事例②「『物的環境』から考える患者安全事例報告 vol.2 椅子」
発表事例③「窓から離院された患者」
発表事例④「当院の離院対策について」
■グループワーク
グループワーク①
グループワーク②
物的環境要因を抽出する手法の紹介
筧 淳夫
■閉会
総括・閉会挨拶
筧 淳夫