公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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活動成果

【掲載日】2021年07月26日(月)

[開催報告]COVID-19感染対策~手術部門の取り組み~―2021年度 第1回 検査・処置・手術安全セミナー(6/29)を開催しました

【開催日】 2021年06月29日(火)
【部会名】 検査・処置・手術安全部会

活動成果

 我々検査・処置・手術安全部会では、6月29日に現今のneedsに即した上記内容のwebセミナーを、Zoomを用いて開催した。COVID-19関連の関心の高さから、全国から350人を越える参加者があった。参加者の内訳はやはり看護師の参加が81.7%と圧倒的に多かった。

 長谷川隆一部会長の座長のもと、最初に菊地龍明副部会長から「手術室におけるCOVID-19の感染対策 海外ガイドラインの紹介」と題した講演を頂いた。AORNのガイドラインを中心にした内容であったが、AORNはAssociation of periOperative Registered Nursesの略で周術期看護に関わる米国の学会である。内容は多岐にわたり、術前のscreeningからエアロゾルの問題、換気の問題、そして最後には手術室の清掃に関しての話など、看護の学会だけあって非常に実践的な内容であったと思う。

 続いて都立広尾病院の安江真澄手術看護認定看護師に「手術室のCOVID-19感染対策の実践」の講演をして頂いた。手術時の対応手順は基準書を活用し、入室前に専用用紙を用いてブリーフィングを、手術後は看護師間でのデブリーフィングを行っている。また、「過剰な対策から適切な対策へ」という言葉は参加者に響いたであろう。

 最後に横浜市立大学附属病院の山田二三歩臨床工学技士から「手術室のサージカルスモーク対策」という題の講演を頂いた。サージカルスモークという言葉自体広く認知されていないかもしれないが、それによるSARS-CoV-2感染伝播の可能性が注目されている。排煙装置の話など、臨床工学士ならではの有意義な内容であった。

 講演3題はあっという間に終わり、1時間がとても短く感じられた。比較的狭いテーマを対象にしたセミナーであったが、演者は短い時間で言葉を尽くせなかった箇所もあったと思う。参加者にはこの講演をきっかけに、自身でより学びを深めて頂ければ幸いである。

 

検査・処置・手術安全部会員 五十嵐裕章

(社会福祉法人河北医療財団 河北総合病院 医療安全管理室長)


 

見逃し配信

2022年1月31日(金)まで、会員病院限定で見逃し配信をしています。

手術室の COVID 19 感染対策―第1回検査・処置・手術安全セミナー(見逃し配信)

 

プログラム(敬称略)

1.開会挨拶

2.講演
<座長:長谷川 隆一(獨協医科⼤学埼⽟医療センター集中治療科学内教授/部会⾧)>
①「手術室の COVID 19 感染対策 海外 ガイドラインの紹介」
―菊地龍明 (公立大学法人横浜市立大学附属病院 医療の質・安全管理部長 医療安全・医療管理学 診療教授・ 院長補佐 ・ 安全管理指導者/副部会長)
②「手術室の COVID 19 感染対策の実践」
―安江 真澄( 先生東京都立広尾病院 手術室主任 手術室認定看護師)
③「手術室のサージカルスモーク 対策」
―山田二三歩(公立大学法人横浜市立大学附属病院 ME センター 臨床工学技士)

3.質疑・応答
<質疑応答進行:菊地龍明>

4.閉会挨拶

資料

・参加者配布資料

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