2021年度第3回施設･環境･設備安全セミナーを2月23日にオンライン形式で開催しました。今回のセミナーは今年度開催したこれまでの2回のセミナーとは異なり、少人数でのグループワークによるディスカッションを中心としたセミナーとしました。

　全体で30名程度の参加者を5つのグループに分け、「① 酸素流量計を患者の顔面に落下させてしまった事例」、「② Bedから車いすへの移乗時、左下腿にスキンテア発生」、「③ 車いす用体重計の不適切使用による転倒事例」の3事例を取り上げ、グループごとに検討をおこないました。グループワークのディスカッションの中ではそれぞれの事例に、「どのような施設環境設備上の問題があるか」、「どのような対策が考えられるか」、「どのような維持管理が望ましいのか」の3点について取りまとめをおこない、グループワーク終了後に全体でのディスカッションで発表して、参加者全員による意見交換をおこないました。さまざまな意見が出された中で、施設環境を整えることがさまざまな事故のリスクの減少につながることを感じることが出来ました。

　詳細は2021年度の活動まとめとして作成予定の事例集をご覧ください。

施設・環境・設備安全部会　部会長　筧　淳夫
（工学院大学 建築学部長・教授）

プログラム（敬称略）

■開会挨拶

筧　淳夫（工学院大学 建築学部長・教授／部会⾧）

■グループワーク

ファシリテーター：施設・環境・設備安全部会　部会員

＜検討事例＞

①「酸素流量計を患者の顔面に落下させてしまった事例」

②「Bedから車いすへの移乗時、左下腿にスキンテア発生」

③「車いす用体重計の不適切使用による転倒事例」

■全体協議（発表、ディスカッション）

筧　淳夫

■総括・閉会挨拶

筧　淳夫