公益財団法人 日本医療機能評価機構 認定病院患者安全推進協議会

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物的環境に関連する事例集

【掲載日】2017年08月25日(金)

事例番号 243

物的環境に関連する事例集

【発生場所】
トイレ
【関連したもの】
ドア
【精神・意識障害の有無】
【発生内容の分類】
転倒
【主な原因】
C. 不適切な環境設定・維持管理不足によるリスク
発生内容

トイレのドアがアコーディオン式ドア。患者がドアを閉めようとした時に、本来固定されておくべき固定がはずれていて、患者は、バランスを崩し両膝をついた。

詳細
4:30女性トイレで座り込み動けなくなっている患者を巡視中の看護師が発見した。アコーディオン式ドアは、開閉する側だけでなく本来固定されている側も開いていた。患者は、ドアを閉める際バランスを崩し、両膝をついたと話した。両膝は、皮下出血等はなく、こすった跡のみみられた。
考えられる要因

・アコーディオン式カーテンの固定は、フック式で、フックが外れていた。固定されていないことで、アコーディオン式カーテン(ドア)が動き、患者はバランスを崩した。

対策

・構造上、(患者の状態で左右どちらでも開けられる構造)フックによる固定以外での固定は考えられず、フック固定が確実になされているか定期的に確認をする。 ・この病棟と同じ構造を有する病棟と事例共有し、同対策の徹底をするよう依頼した。 ・現場巡視時に確認をする。 ・長期的には、トイレの改修。

アコーディオン式カーテン
①固定が外れた状態のフック

アコーディオン式カーテン
②固定をされた状態のフック

資料

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